赤外線リモコンの信号を見てみた

mbedと赤外線LEDを使ってインターネット経由で家電の操作ができたら面白いと思って、その準備として赤外線リモコンの信号を見てみました。操作対象は三菱のエアコン。

変調は一般的なリモコンと同じ38kHzと予想して秋月の赤外線受光モジュールを使用。オシロで出力を確認するとちゃんと信号が見えました。

・信号全体は300msくらい
NECフォーマットとはちょっと違うみたい

ところがこの出力をそのまま赤外線LEDに繋いで(変調はPICのPWMで38kHzを生成)エアコンを操作しようとしてもエアコンはうんともすんとも言いませんでした。


ひょっとして変調の周波数が違ってうまく信号が取れてないのかな?と思ってリモコンの蓋を開けて直接赤外線LEDの出力をオシロで見てみることにしました。

こんな感じ。

直接波形を見てみた結果、変調は40kHzで行われてることが分かりました。でも38kHzからそう大きく違わないので変調周波数が問題になっているわけじゃないなと思いました。

次に赤外線受光モジュールの出力と一緒に見てみると驚愕の事実が。
(上:リモコンの信号(40kHzで変調) 下:受光モジュールの出力)

送信された信号と出力信号が違うじゃん!

HとLの変化が早いところが3回以上連続で続いてるような部分では受光モジュールの出力がずっとHと見なされてしまってます。というか全体的に出力がおかしい。


どうしてこうなった。