オーディオアンプ回路を作ってみる

mbedのAnalogOutから音声を出力してスピーカーから音を出したいと思ったのでオーディオアンプの回路を作ってみました。
オーディオアンプとして使ったのはNJM386BDです。


回路はデータシート通りの回路を組みましたが、音声のサンプリング周波数が32kHzなので入力にカットオフ16kHzのLPFを入れました。駆動するスピーカーは8Ω1Wのものです。

信号を入力するとちゃんとスピーカーから音が出ました。
ミキサーを経由してパソコンの音声入力にアンプの出力を入れてSoundEngineFreeでスペクトルを見てみました。

16kHzよりも低いところで切られてるような気も・・・実際ちょっと篭って聞こえました。
そしてあまり気になるほどではないのですが1kHzよりも高い周波数のノイズが出てるように聞こえました。
アンプへの入力を無音にして出力を見てみると、

こんな感じでノイズが出ていることが分かりました。(さっきの音声のスペクトルを見た時より出力を大きくしています。)
60Hz近辺は電源ノイズだと思いますが、2kHz以上でも所々ノイズが出てるようです。

不思議なのがアンプへの入力に付いている可変抵抗で入力を大きくするにつれてノイズが減るということ。MAX(=mbedからの出力電圧そのまま)にするとほぼノイズが消えます。

実用上そんなに問題にならないのですが、気が向いたらノイズ対策について考えてみようかと思います。