mbed始めました

これからもPICを使って何か作っていこうと思っていましたが、つい最近知って興味を持ち、その流れでMTM06会場で買ってきたmbedを今後は本格的にやろうと思っています。

そもそもmbedとは?

・上の写真の形をしている32bitマイコン
・USB接続
・40ピンDIP
・ARMのCortex-M3 Coreを搭載し、96MHzで動作
・イーサネット、USBデバイスなどのインターフェース搭載
・IDE統合開発環境)のPCへのインストールは不要。全てがクラウド上にあり、webブラウザ上でコンパイルwebブラウザさえあればどの場所からでも、どのOSからでもコーディング、マイコンへの転送が可能
・パソコンからは2MBのストレージドライブとして認識
・5,900円(秋月電子

という特徴を持った高性能マイコンです。


mbed購入と同時に拡張ベースボードであるStarBoard Orangeも購入しました。こちらは未はんだ付けモデルで2,500円でした。

早速部品をはんだ付けしました。表面実装部品であるmicroSDコネクタは予め実装してあるため、はんだ付けは特に難しい部分はありませんでした。

そしてmbedと接続し、CookbookのTEXT-LCDからHello World!を表示するプログラムをインポートしてきます。
コンパイラ画面。左側にプロジェクト・ファイル一覧、中央にエディタ、下側にコンパイル結果の表示と、デスクトップアプリケーションのIDEと見た目はほとんど一緒です。

ここではStarBoard Orange用にサンプルからピン番号だけ変更しています。

// Hello World! for the TextLCD

#include "mbed.h"
#include "TextLCD.h"

TextLCD lcd(p24, p26, p27, p28, p29, p30); // rs, e, d0-d3

int main() {
    lcd.printf("Hello World!\n");
}

あとはこれをコンパイルして、できた.binファイルをストレージとして認識されているmbedに保存するだけです。
この間あんなに苦労したLCDの表示ですが、mbedならこんなに簡単に実現できました。


StarBoard OrangeにはLANコネクタが付いておりLANケーブルが接続できるので、今後はネットワークと連携したサンプルプログラムをいじりつつ、mbedの勉強をしていこうと思います。