sparkfunのLiPo充電器の充電電流を可変できるようにしてみる

sparkfunのLiPo Charger Basic - Mini-USB(PRT-10401)(http://www.sparkfun.com/products/10401)を購入しましたが、購入時の状態では充電電流が500mAに設定されており手持ちの他の低容量のsparkfunのLiPoバッテリーに使用できないため少しばかり改造をしてみました。
ちなみにこの製品は国内ではスイッチサイエンス(http://www.switch-science.com/products/detail.php?product_id=550)等で入手できます。


この充電器にはMCP73831TというICが使われており、データシート(http://www.sparkfun.com/datasheets/Prototyping/Batteries/MCP73831T.pdf)を見ると5番ピンとVSSの間に接続された抵抗の値によって充電電流を15〜500mAの間で自由に設定できるようです。充電器の出荷時には2kΩ、すなわち500mA充電用の抵抗が予め付いています。

そこではじめは500mA用と決めうちで元々付いていた2kΩの代わりに100mAhのバッテリーの充電のために10kΩの抵抗を付けましたが、すぐに20mAのバッテリーも充電したくなってしまいました。どうしようかと考えた結果、抵抗をすぐに取り替えられるようにソケットを繋いでおくことにしました。

before(画像はメーカー詳細ページより)



after


元々チップ抵抗が付いていた場所からUEWでピンソケットと接続しました。そしてちょうど基板の中央に空きスペースがあったのでそこにソケットを固定しました。


これで充電時には容量に合った抵抗をセットするだけで、簡単に様々な容量のバッテリーに対応できるようになりました。
ちなみに20mAhのバッテリーを充電するには50kΩの抵抗が必要なようです。